アヌシュカ・ミーナークシ & イーシュワル・シュリクマール
『Kho Ki Pa Lü/あまねき旋律(しらべ)』
日程:2023年6月16日[金]、17日[土]、18日[日]
時間:11:00〜19:00
会場: 5F畳の間
入場料:500円
山中suplexの別棟「MINE」では、インド南部・ポンディシェリを拠点に活動するアヌシュカ・ミーナークシ & イーシュワル・シュリクマールによる映像『あまねき旋律(しらべ)』を展示します。2011年に始められた活動「u-ra-mi-li(我が民族の歌)プロジェクト」から生まれた本作は、アジアで最も長く独立運動が続くナガランド州にあるチャケサン・ナガ農村部で伝わるポリフォニー民謡と、その地で暮らす人々の日常に着目した作品です。独特の歌唱文化を捉えるだけではなく、住民の90%以上がキリスト教徒であったり、ナガ自治軍とインド軍の武力衝突のことであったりと、大文字の近代性に翻弄され続けてきた住民たちを豊かに描き出します。インド、中国、ミャンマーの国境の狭間で、いまなお多声的な歌を響かせながら協働する米作りは、私たち現代社会のネガティブな労働観に希望をもたらし、集団で働くことに宿る美しさについて考えてみるきっかけとなるでしょう。
アヌシュカ・ミーナークシ & イーシュワル・シュリクマール『Kho Ki Pa Lü/あまねき旋律』
日程:2023年6月16日[金]、17日[土]、18日[日]
時間:11:00〜19:00 (入退場自由)
*開始予定時間:①11時00分/②12時23分/③13時46分/④15時09分/⑤16時32分/⑥17時55分(各83分)
会場:山中suplexの別棟「MINE」 5F
入場料:500円
パンフレット販売あり:800円
字幕:日本語
アヌシュカ・ミーナークシ & イーシュワル・シュリクマール
インド南部・ポンディシェリを拠点に活動。アヌシュカ・ミーナークシは映像作家でありつつ、地域でビデオ制作のトレイナー、演劇の音響も手掛ける。イーシュワル・シュリクマールは俳優として活動する傍ら、劇場の照明、音響デザイナーとしても活動している。両者ともに、チェンナイにある様々な分野のアーティストで構成されるパフォーマンス・コレクティブ「Perch」のメンバー。2011年から、文章・写真・パフォーマンス・映画を通して、日常の中の音楽についての物語に焦点をあてる活動「u-ra-mi-li(我が民族の歌)プロジェクト」を開始し、生活や労働と音楽やパフォーマンスとの関係に関心を寄せながらインド各地を回りながら撮影を進める。その過程で生まれた作品『あまねき旋律(しらべ)』(原題:Kho Ki Pa Lü/英題:Up Down and Sideways)はこれまで、世界各地の映画祭で上映されている。ほかに、「第5回コチ=ムジリス・ビエンナーレ」(インド、2022-23)などがある。
同時開催イベント
出演:坂本由美子、坂本森海
日程:2023年6月17日[土]
時間:11:00〜13:30 (事前予約制、定員10名)
予約フォーム:https://forms.gle/VGJB1jhxbKbNHStD6
会場:山中suplexの別棟「MINE」 4F
参加費:1,500円
お問い合わせ:yamanaka.suplex@gmail.com
周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ Vol.7
ゲスト:黒岩朋子
日時:2023年6月17日[土]
時間:17:00〜(90分程度)
会場:山中suplexの別棟「MINE」4階
参加料:自由(ドネーション制)
配信:あり
言語:日本語
アーティスト:アヌシュカ・ミーナークシ & イーシュワル・シュリクマール
主催:山中suplex/Yamanaka Suplex
共催:NANEI ART PROJECT
配給:ノンデライコ
助成:大阪市芸術文化振興事業助成金、公益財団法人小笠原敏晶記念財団
キュレーション:堤拓也(山中suplexプログラムディレクター)