この度、山中suplexの別棟 「MINE」では西松秀祐(1988年岐阜県生まれ、大分県杵築市在住)による展覧会「遠くの方で音がする」を開催いたします。西松は2月中旬よりMINEに1ヶ月間滞在し、街歩きなどを通しリサーチを行ってきました。

リサーチをする中で西松は、山中suplexの別棟 「MINE」の北側すぐ近くにある新町演舞場跡(石碑、一部ファサードのみ)で、明治30年2月に雑貨輸入商の荒木和一がエジソン発明のスクリーン投影式映画「ヴァイタスコープ」を使って上映したことを知りました。そして、MINE南側に面する長堀通りには間長涯天文観測の地の石碑があることや、四ツ橋方面には日本で最初にプラネタリウムを導入した大阪市立電気科学館があったことにも辿り着きました。新町演舞場跡と間長涯天文観測の地。二つの石碑のちょうど間に立地している山中suplexの別棟「MINE」で、西松は映画と天文を起点にしてカメラやレンズ、映画の歴史にまつわる作品を構想しました。

本展では大阪でのリサーチを起点に制作された新作と過去作による、写真／映像史にまつわる展示を行います。3月11,12日は作家も在廊して、珈琲と伴にお話ししていただけます。皆様のお越しをお待ちしております。

会期: 2023年3月11日[土] 、12日[日] 、18日[土] 、19日[日]

開場時間：13:00～19:00

会場：MINE 5階

入場料 : 無料