周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ Vol.6

アートイニシアチブを考えまくり、深く計画し、めちゃ実践する方法」 

ディアン・アロンミンティアス
研究者/キュレーター/Indeksプログラムディレクター、バンドン、インドネシア

日時: 2023年4月15日[土]  18:00〜
*オンライン配信あり

会場:会場:5F の間

言語:英語(日本語通訳あり)

参加料:自由 (ドネーション制)

ディアン・アロンミンティアス氏はバンドン(インドネシア)を拠点に活動している研究者兼キュレーター。国内のアーティスト・イン・レジデンスを調査すべく2ヶ月強に渡って日本に滞在しているおりに、知人を通じて知り合うこととなった。北は札幌から、南は別府まで、各地の状況を実見すべく移動を続けている様子や、拠点としているバンドンのそれと比較した際に投げられる質問や意見は、とても興味深いものがあった。

本トークイベントでは、プログラミング・リソース・ネットワーク拡大などを考慮し、バンドンに設立されたアートイニシアティブ「Indeks」をケーススタディとして、その戦略的なプランニングを共有。文脈として客観的な眺望を提供するために、過去10年間に渡るバンドンのアートエコシステムについて、彼女の印象を述べてもらう。

堤 拓也(山中suplex プログラムディレクター)

ディアン・アロンミンティアスDian Arumningtyas


ディアン・アロンミンティアス(研究者/キュレーター)は、文化の移動、芸術的手段としてのコミュニティ関与、アーカイブや図書館のコレクションを通じたテキストの読み取りに着目している。また長期的なリサーチプロジェクトでは、アーティスト・イン・レジデンスが、特定のコミュニティの発展を目的とした際に、いかに政府や資金提供者の狙いに則した文化的戦略となるのか分析している。文化を形成する上で、権力関係およびその地域コミュニティが同等に活性化することに関心を持っている。


近年のプロジェクトに、韓国国際文化交流振興院の支援によるBarim-Gwangjuとの共同キュレーション「Post-Localization Syndrome」、ゲーテ・インスティトゥート・バンドンとのキュレーション・ワークショップの共同開発(2022年)、、レジデンス・プログラムにおける子を持つ女性アーティストに焦点を当てた出版物への寄稿(2021年)、石橋財団・国際交流基金 日本美術リサーチフェローシップ(2020年)などがある。現在、2020年にバンドンに設立されたアートスペース・Indeksのプログラムディレクター。

Web: https://indeks-id.org/

Exhibition view "Modus: Air" (2023) 

©Indeks

Resident Artists (Francesca Bertin & Max Sänger) Research Process (2023) 

©Indeks



YouTube Live
トークライブ配信

日時: 2023年 4月1518:00〜(120分程度)
言語:英語(日本語通訳あり) 
URL: https://youtube.com/live/AOc3YB44lUg

「周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ」とは

「周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ」は、世界各地の周縁におけるアートシーンの協働性と生態系(エコシステム)がいかに運用されているのかを共有する機会を設け、大阪の「創造環境/アートシーン」を相対化するトークシリーズです。「芸術のインフラストラクチャーの地盤がさほど強くない地域」における実践を広くシェアし、合わせ鏡のように自らの像を見つめる機会をつくります。同じく辺境で芸術を社会に定着させようとする文化実践者たちと繋がり、来たるべき未来に向けて連帯を促すようなトークイベントとなります。