キュレータープログラムvol.1
オープンパーク MINE :
ストリート/どう遊ぶ?
会期: 2023年 5月20日[土]〜27日[土]
開場時間:13:00-19:00
ワークショップ:20日 [土] 15:00−18:00
トーク+ミニライブ :20日 [土] 19:00−21:00
パフォーマンス:21日 [日] 18:00−
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この度、山中suplexの別棟「MINE」では、キュレータープログラム vol.1として「オープンパーク MINE : ストリート/どう遊ぶ?」を開催いたします。記念すべき第一弾として、インディペンデントキュレーターの池田佳穂氏を招聘し企画を依頼、本企画では5月20日-27日に「MINE」の空間を使った展覧会と共に、会期中はワークショップやミニライブ、パフォーマンスなど様々なイベントが開催されます。ぜひお越しください。
キュレーターテキスト
「オープンパーク MINE : ストリート/どう遊ぶ?」では、アーティストのAokidと都市・地域計画学研究者の清山陽平が参加し、展覧会を中心にパフォーマンスやワークショップなどを展開します。異なる領域の2人ですが、Aokidは身体性を強調しながら、清山は建築的・歴史的な側面から、都市の風景と人々の関係性に焦点を当て活動しています。
本展は企画段階から2人と対話を重ね、水平的なキュレーションのもと、有機的な体制で進められました。
会場のMINEは、かつて住居として利用されていた雰囲気が残るプロジェクトスペースで、大きなリビングと展示室が共在する個性的な空間。そしてMINE前には公道と公園があり、私的な建物と公共の空間が隣接したコントラストのある立地です。さらに時代を遡ると、江戸期は遊郭が置かれた城下町の周縁地として、城下町内外の多様な人々が行き来していた歴史があります。
この様々な性質の境界線が複合したロケーションに、本企画では「ストリート」という言葉を重ねました。本来は街路を意味する単語ですが、今回はあらゆる条件の場でもユニークな発想で可能性を広げる「ストリートで活動する表現者の視座と即興性」を指します。遊び場に見立てた展示室で、目の前にある公園と共鳴しながら、Aokidと清山がMINEにまつわる「境界線」と「ストリート」を各自かけ合わせて表現します。彼らの試みは、私たちの思考と身体に遊び心ある刺激を与え、日常のストリートな実践を誘発するかもしれません。
池田佳穂(本展キュレーター)
オープンパーク MINE : ストリート/どう遊ぶ?
会期:2023年5月20日[土] - 5月27日 [土]
時間:13:00−19:00
場所:山中suplexの別棟「MINE」4階・5階
入場料:無料
関連企画(参加費無料、事前予約不要) ※イベント詳細は下部に記載。
プロフィール
Aokid
ブレイクダンスをルーツに持ち東京造形大学在学中よりダンスにおけるインプロビゼーションを起点とし、言葉や音楽、ドローイング、イベントといった方法とその手法を拡張して舞台や紙上、あるいは都市へとスケールを変形させながら活動を展開する。 「Aokid city」(2012年−)、「どうぶつえん」(2016年−)、「ストリートリバー&ビール」(2019年−)などのプロジェクトを展開。主な実績として、第12回「1_WALL」グラフィックグランプリ受賞、2016年ヨコハマダンスコレクションコンペティション審査員賞受賞。ソロダンス公演に「地球自由!」(STスポット、2019年)、個展に「おもいつきと軽い月」(芸宿、2019年)など。参加グループ展に「STAYTUNE/D」(ギャラリー無量、2019年)、Chim↑Pom「にんげんレストラン」(歌舞伎町ブックセンター、2018年)などがある。
Tumblr https://iamaokid.tumblr.com/
《Port A Blue》2022年 Photo: ShinichiroIshihara
《us》2019年〜 Photo: ShinichiroIshihara
清山 陽平
Yohei Kiyoyama
都市・地域計画学研究者。遍在する現代風景に特徴(ローカリティ)を見いだす探究を、研究や実践を通して行う。具体的には、主には近代の非計画市街地において、剥がされた看板や取り残された空地といった何気ない状態を仔細な来歴の跡と見ることで、一見雑然と映る庶民地の真正評価・創造へ向けた理論構築を試みる。京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 居住空間学講座 助教。
Photo: Rimma Doi
池田 佳穂(本展キュレーター)
Kaho Ikeda
キュレーター。2016 年より東・東南アジアを中心に、土着文化や社会情勢から発展したコレクティブとDIYカルチャーの調査を独自に始める。主にインドネシア各地で展覧会やワークショップ等を現地作家と共同開催した。近年ではテオム・チェン個展「ナガヤ・フィジックス」(INTA-NET KYOTO、2021年)を企画、食にまつわるオープンラボ「レシピライブラリー」(Rumah Budaya Sikukeluang/INTA-NET KYOTO同時開催、2022年)をインドネシアと共同企画。展覧会・パフォーミングアーツ・教育プログラムなどを複合した横断的なキュレーションに関心をもつ。都内の私立美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年より独立。
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関連イベント参加者
仲谷萌 Moe Nakatani
1989年大阪府交野市生まれ。東住吉高等学校芸能文化科にて上方伝統芸能を学ぶ。京都造形芸術大学舞台芸術コースにて演技やダンスを学ぶ。卒業後フリーの役者を経て、京都の劇団ニットキャップシアターに所属。個人でのパフォーマンス活動や子ども向けの工作ワークショップなどもしている。
素人の乱残党ラジオ
東京・高円寺を拠点にリサイクルショップやBAR、ゲストハウスなどの店舗群を展開しながら、近年はアジア圏地下文化との交流をメインに活動。隙を見てお上に楯突く反乱を起こす謎の一党・素人の乱の残党が発信するFMラジオ
参加作家:Aokid 、清山陽平
キュレーション:池田佳穂
デザイン:清水真実
写真撮影:山月智浩
映像撮影:Nishi Junnosuke
イベント協力:仲谷萌、素人の乱残党ラジオ
主催:山中suplex/Yamanaka Suplex
共催:NANEI ART PROJECT
協力:熱現代都市ローカリティ部会
助成:大阪市芸術文化振興事業助成金、公益財団法人小笠原敏晶記念財団
Event
ワークショップ「もう一回公園で遊ぶ(作る、スタディする)!」
日時:2023年5月20日 [土] 15:00−18:00
場所:新町南公園(〒550-0013 大阪府大阪市西区新町2丁目6)
リーダー:Aokid
※小雨決行、雨天時は山中suplexの別棟「MINE」4階・5階で開催
トーク+ミニライブ
日時:2023年5月20日 [土] 19:00−21:00
場所:山中suplexの別棟「MINE」4階
登壇:Aokid、清山陽平、池田佳穂
モデレーター:小宮太郎
言語:日本語
配信:ナシ
パフォーマンス「やっほい、大阪!」
日時:2023年5月21日 [日] 18:00−
場所:山中suplexの別棟「MINE」4階・5階、新町南公園
アーティスト:Aokid
※小雨決行、雨天時は山中suplexの別棟「MINE」4階・5階で開催
パフォーマンス「はたをたてる」
日時:2023年5月22日 [月] 14:00- (20分程度)
場所:山中suplexの別棟「MINE」
アーティスト:仲谷萌
素人の乱残党ラジオ公開収録
日時:2023年5月24日 [水] 19:30-21:30
場所:山中suplexの別棟「MINE」
登壇:松本哉、松本ルキツラ、池田佳穂
1日居酒屋「池田BAR」
日時:2023年5月27日 [土] 15:00−20:00
店主:池田佳穂
お問い合わせ: yamanaka.suplex@gmail.com
「キュレータープログラム」とは
「キュレータープログラム」は、主にアーティストや文化従事者とともに、物理的空間や相互意思伝達の中に身を置きつつ、すでに協働している、あるいは今後、そのように活動していきたい若手キュレーターに向け、キュレーティングする機会や時間を提供するプログラムです。かつては大家さんが4・5階に住みながら、3階では借家として様々な人が暮らしてた旧峯ビルの文脈やリソースを踏まえ、サイトスペシフィックな条件下でのキュレトリアル・プラクティスを実践する場となります。