周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ Vol.8

乱反射する広島、アートスペースとその群系」 

黒田 大スケ(アーティスト)

今井 みはる(アートギャラリーミヤウチ学芸員)
 

日時: 2023年8月13日[]  19:30〜
*オンライン配信あり

会場:4F 緑の間

言語:日本語

参加料:自由 (ドネーション制)

周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ Vol.8では、ゲストにアーティスト・黒田大スケ氏とアートギャラリーミヤウチの学芸員・今井みはる氏を招聘し、広島のアートスペースについて語るトークイベントを開催いたします。現在、広島市やその周辺地域には、広島芸術センターをはじめ、アートギャラリーミヤウチ、オルタナティブスペースコア、Hiroshima Drawing Labなど独特な活動形態を持つアートスペースが点在しています。これらの地域全体で展開されるアートシーンの在り方は、美術館やコマーシャルギャラリーなど既存の展示スペースの動きと同時に、アーティストが主体的に地域の中で活動を行った結果として現れています。広島エリアで生きるアーティストの芸術や文化活動がどのように地域と依拠しているのか知り、各地のアートスペースの在り方を相対化して考えるきっかけになればと思います。

2010年に広島の広島芸術センターに展覧会を観に行った。「芸術センター」という名前から想像していた大きな複合施設とは違ったが、10畳ほどのスペースの部屋の壁や床に、広島在住の作家の実験的な作品が置いてあった。
2022年9月ごろに広島を再び訪れた。美術館やコマーシャルギャラリー、アーティストラン・スペースなど、さまざまな場とプレイヤーが互いに連携して広島のシーンを多面的に映し出しているように感じた。いまのその広島のアートシーンの全体性が「芸術センター」という10年前みたスペースと僕の中でつながった。そしてさまざまなスペースをめぐる中で「黒田さん」という名前をたくさん耳にした。
広島芸術センター立ち上げにも関わりさまざまなアートプロジェクトを行ってきた「黒田さん」と広島アートプロジェクトをはじめさまざまなシーンを観測し、現在広島にあるアートギャラリーミヤウチ学芸員を務める「今井みはるさん」をお呼びし、対談形式で広島アートシーンの10年と現在を語っていただく。

小宮 太郎(山中suplex)

黒田大スケ


1982年京都生まれ。2013年広島市立大学大学院博士後期課程修了。社会のなかに佇み、忘れられ、無視された幽霊のような存在を見出し、映像やインスタレーションを制作している。近年は「彫刻」について取り組み、彫刻家を演じるビデオ作品を手がけている。長く広島で活動していたが、文化庁の在外研修から帰国と同時にコロナ禍となり、以後関西を拠点に活動している。広島を拠点にしていた頃は特に展覧会の企画やスペースの運営などに取り組んだ。最近の主な展覧会に、第25回 DOMANI・明日展(DOMANI・明日展2022-23)、「国際芸術祭 あいち2022」青木製陶所【常滑会場】(愛知/2022)などがある。現在、広島市現代美術館で、コレクション・ハイライト+コレクション・リレーションズ [村上友重+黒田大スケ:広島を視る]が開催中。

Web: https://sites.google.com/view/daisuke-kuroda/home

《マッカーサー銅像ミーティング(オンライン)》 (2021)    Photo : 飯川雄大

《アサノのためのプラクティス》 (2023) 

大塚敬太+稲口俊太 

広島芸術センター


広島芸術センターは広島在住の若手芸術家たちによって2010年に立ち上げられ、アーティストランスペースとして、地元広島の若手芸術家を中心に、国内外の気鋭のアーティストの展覧会を開催してきました。これまでに100件以上の展覧会を開催したほか、子ども向けのワークショップ、トークイベント、国外のアートスペースとの交流プログラム、勉強会の実施など多岐に渡る活動を行っています。展示空間は30㎡の部屋と20㎡の部屋の2室からなります。

Web: https://hiroshimaartcenter.netlify.app/

Photo : 橋本健佑

今井みはる


アートギャラリーミヤウチ学芸員。1982年広島県生まれ、2007年広島市立大学大学院芸術学研究科修士課程修了。短期留学を除きずっと広島に住んでいる。在学時より広島アートプロジェクトや、アートベース百島などで展示コーディネートや地域連携を担い、2012年アートギャラリーミヤウチの設立から携わり現在に至る。アーティストとの共同企画や体験を通したラーニングプログラムなど担当し、合間に広島の戦後美術に関わる作家や画廊を調査。2022年より県内のアートスペースを巡る企画「Hiroshima Art Galleries Week」にも携わる。

アートギャラリーミヤウチ


広島県西部の廿日市市(はつかいちし)宮内にある私設のアートスペース。2013年会館。現代美術の企画を中心に、広島にゆかりある作家や若手作家による展覧会、児童・幼児向けの体験プログラム、ワークショップやレクチャーなど幅広く事業を展開。自主企画だけでなく、アーティストとの協働で行う事業も行う。寄贈や企画展を縁とした所蔵品が増えたことで、2020年には博物館相当施設認定。小さな美術館のような役割も担いながら本年で10周年を迎える。医療法人みやうちグループの一つとして公益財団法人みやうち芸術文化振興財団が運営する。

Web: https://miyauchiaf.or.jp/

展覧会「あたらしい場所」(2023)

展示風景 Photo : 友枝望

「被爆70周年記念事業 TODAY IS THE DAY:未来への提案」(2015)展示風景 Photo : 友枝望

YouTube Live
トークライブ配信

日時: 2023年 8月1319:30〜(90分程度)
言語:日本語 
URLhttps://youtube.com/live/QAILs_vnJ3E?feature=share

「周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ」とは

「周縁における協働性と生態系について共有するトークシリーズ」は、世界各地の周縁におけるアートシーンの協働性と生態系(エコシステム)がいかに運用されているのかを共有する機会を設け、大阪の「創造環境/アートシーン」を相対化するトークシリーズです。「芸術のインフラストラクチャーの地盤がさほど強くない地域」における実践を広くシェアし、合わせ鏡のように自らの像を見つめる機会をつくります。同じく辺境で芸術を社会に定着させようとする文化実践者たちと繋がり、来たるべき未来に向けて連帯を促すようなトークイベントとなります。